今年も辛い就職活動の時期がやってきた
就職活動における面接のポイントとは
3月といえば、出会いや別れの季節でもありますが、大学三年生や修士課程一年目の人 にとっては、就職活動の時期でもあります。
就職を考えている皆さんは就職活動いかがお過ごしでしょうか?私の周りは就職活動に苦労している人がいなかったのですが、私自身は就職活動に関して非常に苦労しました。
第一志望は大人気の商社に設定してしまい、それ以外の志望先も難易度の高い大企業ばかり。これらは就職活動では最後の方に内定を出すのにもかかわらず、内定がないことに焦って外資コンサルやベンチャーも中途半端に受けて全滅。非常にストレスを感じていました。
こうやって追い込まれていくと最後にできることは、「みん就」を見て企業の選考状況がどうなっているのか、と言ったことをチェックするようになるくらいです。こうなると精神状態がさらに悪化します(笑)
そこで今回は、私が社会人になって思った面接のポイントをいくつか紹介したいと思います。
- あなたはこの会社を知っているか、はそこまで重視しない!
- あなたはこの会社の業務をそもそも理解できているか、はちょっと重視する
- あなたはお客さんや社内の人と仕事ができるか、はかなり重視する
あなたはこの会社を知っているか、はそこまで重視しないとは
面接官として知りたいことは、この人はこの会社にあっているだろうか、一緒に働けるだろうか、すぐに辞めないだろうか。大前提としてそういうことを気にしているわけです。
そのため会社のことは会社に入ってから分かるだろう、というのが面接官側の考えです。ただし、会社のビジネスモデルがなんなのか、就職したらどのような業務を行うのか、それくらいは理解しておくべきでしょう。
あなたはこの会社の業務をそもそも理解できているか、とは
面接官として知りたいことは、この人はこの会社で何を作って何を売るのか、その中で自分自身がどのような役割を担うことになるのか、ということに対する理解です。
例えば金融業界で働くことに対して「運用が好きです」「株が好きです」という話はよく聞きます。ですが、あなたが行う仕事は運用ではなく、株を売ってくるお仕事です。その時点であなたに求められるスキルは金融商品に対する興味を前提として、対人関係は築けるのか?人とコミュニケーションをとることは好きなのか?ということになります。
そのため、例えば資生堂に行きたい!と思ったとしてもあなたが行うことは化粧品を売ることですが、どういう風に商品を売ることをイメージできていますか、ということを理解できていないと面接官としては「この子、化粧品が好きなだけでウチを受けに来てるだけだよな・・・」と思われてしまいます。
あなたはお客さんや社内の人と仕事ができるか、とは
もしあなたが、受けたい会社のことを理解して、仕事のこともわかっているとします。でも、面接中に自分語りだけをしていてはちょっと心配になってしまいます。
例えば、日本製鐵を受けていたとします。面接中に面接官に質問されたことに対して、いろんな角度で答えたとします。でも、その回答はきっと短い時間で情報量を多く早口で伝えているだけであって、面接官は疲れてしまいます。
仕事に置き換えた場合、あなたは上層部が生産量を増やして欲しいと言うことに対して現場のいろんな部署と連携をする必要があります。なのに早口で情報量多く伝える人と仕事したら疲れてしまいますよね。むしろ必要な情報量をゆっくり、相手に伝わりやすい声のトーンや文字数で伝えられる人の方が重視されるでしょう。
あなたは一人で仕事をするわけではないのです。自分が他の就活生と比べて優位に立とうとするあまりに、相手にどのように受け取られるかを考えていない人が一番多いと私は感じています。
ぜひこの点を踏まえて、就職活動を乗り切ってください。
つみたてNISAとNISAは何が違うのか? 初心者向けの比較
このページは、つみたてnisaとnisaの違いを、リスクとリターンの観点から定量的に理解したい人向けに書いています。制度や法律の話ではありません。
最近、まわりの人につみたてnisaとnisaは何が違うんだと聞かれます。ただ、この質問実はすごく難しいです。というのも
- ①法律的な話や制度の話なのか←大体違う答えを求めてる
- ②儲かるのか儲からないのか←大体その答えを求めているけど、プロに聞いてもその答えはよくわからない
この②のパターンが非常に多いです。
なので今回この②のパターンについてお話しようと思います。特に、注意してほしいのは、つみたてnisaとnisaのメリットデメリットについてのみ今回お話しするということです。投資は常にリスクとリターンが存在しており、リターンを得るためにはリスクを取らなければ成立しないのです。リスクなしで得られるリターンはありません。
さて、②のパターンで考えるとき、比較対象は同程度の投資金額で考えたいと思います。すなわち、つみたてnisaは年間40万円×20年間=800万円の投資が非課税でできるので、同様に800万円を今の時点で投資した場合のことを考えてみたいと思います。
- A 800万円を2001年の2月に投資した場合、2021年1月まででどれくらいのパフォーマンスが得られたか(バックテスト)
それぞれの指数は、S&P 500、全世界株式、日経平均、新興国株式になっています。
こちら、2001年に800万円投資できていれば2007年くらい(リーマンショック直前)にはなんと3000万円にもなっていたようです。リターン大きいですね。ただ、同時にリスクも大きいです。リーマンショックで3000万円が1000万円にまで落ち込んでしまいました。このリスクを耐えられるものだけが大きなリターンを得られるのでしょうが、リーマンショック当時持ち切れる精神状態では全くいられないと思います。
続いては、
- B つみたてnisa同様、毎月3.3万円、年間40万円を20年間(合計800万円投資)投資した場合のバックテスト
こちらは、2001年ごろにはまだ40万円程度しか投資金額がないため、Aで見たように、初期の段階では大きなリターンが得られません。そりゃそうだよね。
しかし、一方で、リーマンショック時に元本が少なく、かつそのじきにおいてもひたすら投資を続けられているので、結果として取得単価を押し下げ、リーマンショック以降ぐんぐんパフォーマンスがのびてきています。結果、20年目の2021年において、S&Pは投資額合計800万円に対して2000万円のリターン(2倍強)を得ることができています。結局これは、巷でいうつみたてnisaのドルコスト平均法的な投資方法がうまくいった結果とも考えることができるでしょう。
この二つを比べてわかるのは、
- A.リターンは大きい(リーマン前の新興国は非常に良かった)がリスクも大きい
- B.リターンは小さいがリスクも小さい
ということでした。ぜひみなさんの投資の参考にしてください
中国語は仕事で生きるか
中国語を勉強してきたことのある人なら、少しは考えたことがあるのではないでしょうか
「中国語ができると、仕事に有利になる」
果たしてそれは本当なのか。学生を終わって、就職した今改めて考えてみたいと思います。
確かに就職活動中、中国語が使える、という売り文句で宣伝していた企業がありました。伊藤忠です。確かに商社では約に立つかもしれませんが、私が金融業界にきて思ったことは外国語は「英語」を除いてそこまで生きてこないということです。
- 金融業界では、本当の意味で外国語を使って仕事をすることは滅多にない
金融のなかでもリテールでは顧客が中国人であればコミュニケーションの一環で使用するかもしれない。ただ、中国語をメインとすることはない。むしろ日本人として中国語を話せても、日本国内で働く中国語を話す中国人との競合になります。そうしたときに勝てる自信はありますか?
また、IBDであればクロスボーダーの案件で使用するかもしれませんが、それは必然的に中国の顧客に対して、中国語のネイティブスピーカーと勝負することになります。その中で日本人は勝つことはできますか?
マーケットに関してはそもそも中国語は中国にいないとつかわないでしょう。日本にいても、使うのはあくまで英語だけです。
- 外国語はあくまでツールでしかないという(可能性がある)ことを忘れない
そう考えたときに、そもそも語学はツールでしかないと思い知らされます。それ自体に付加価値があるのではなく、あくまで自らのプロフェッショナルな領域の業務に対して、別の言語で伝える。それだけのことなのだと。
ほかの業種に関してはわかりませんが、金融業界に関していうと、語学というのはあくまでツールでしかなく、自らの専門領域を磨き続けることによってのみ給与=パフォーマンスとして計測されていくのでしょう。
これが私が働き始めて見出した答えです。
逆に言えば、言語をプロフェッショナルな領域まで磨けば、それはそれで希少価値が生まれるだろう。だがしかし、今のところそのような発想は見られていない。
もし、このウェブサイトに行き着いた人がこれを見て何か感じることがあったのなら少なくとも今の段階から語学だけではない、別の専門性を身に付けることを考えてみるのもいいかと思います。
中国語を勉強するメリットとは?:独学者のモチベーションをあげるためのツール
中国語を学ぶメリットとは?
語学を勉強する上で継続は必須ですが、そもそもなぜ継続するのでしょう?すなわち中国語を勉強するモチベーションとは何でしょうか。
私は中国語を学ぶ上でモチベーションを維持するのに非常に苦労しました。モチベーションが維持できないと新しいことを学べないので語学の成長につながらないのです。
今回はそんな時に、どのようにしてモチベーションをあげてきたかについて書きたいと思います。
まず、読者である皆さんにお尋ねしたいことがあります。
「なぜ中国語の勉強を始めたのですか?」
単純に興味があったでもよいでしょう。好きな人が中国人であったでも良いでしょう。好きな文学作品、音楽、茶、食べ物、文化が中国とつながっていた。そんな小さなきっかけが皆さんの最初の中国語の学習へといざなったのでしょう。それは非常に誇らしいことです。ぜひとも大切にしてほしいです。
私が中国語を学習するきっかけになったのは、大きく分けて以下の2つでした。
- 「日中政治問題」
- 「中国文化」
今回の記事では「日中政治問題」について、モチベーションになったことを書きたいと思います。
・巷の議論は堂々巡りかイデオロギーの塊
テレビ・ニュースで中国を見ていると伝わってくるのが、中国に関するネガティブキャンペーンです。少なくとも純ジャパの私は、小さいころから靖国参拝問題、尖閣諸島問題、反日教育と聞かされ続けていたため、私は中国に対して悪い感情しか抱けませんでした。
特に小林よしのりさんの本は子供だった私にとっても読みやすい漫画形式のものが多かったです。そのタイミングで尖閣諸島問題に対するセンセーショナルな本や、田母神さんが世間を賑わすようになっていたので、一度はこのいわゆる右翼の考えに染まりかけていたように思います。
とはいえ右翼の人たちの意見に完全に傾倒したかと言われると、そうでもないのです。そのきっかけが、中国人や左翼系の人々との出会いでした。
まず、中国系の人たちからすれば自民党は敵です。菅総理はともかく、安倍晋三首相(当時)は、過去の日中戦争の歴史を理解せずに日本を再び軍国主義に導こうとしていると考えている総理大臣です。日本人がどう考えようと、中国人にはそのようにしか映りません。
日本の左翼系の人たちも似たような考え方です。自民党、そしてそれを率いる総理大臣は憲法九条を改正し、日本を再び戦争に突入させ、軍国主義の再来をもたらそうとしている国にしようとしていると言うのです。私は初めて左翼の人の意見を聞いたときは
「自分たちを自分たちの力で守れないのに、何を言っているんだ」
と思った、というのが率直な感想でした。
しかし、そのときある中国人の人たちが言っていた「中国人も平和を望んでいる」という言葉が私の中で妙に引っかかったのです。
というのも右翼論者は中国を脅威とみなす論が前提で、その上で戦争に勝てるのかという議論を展開していました。そのため、中国が戦争をしたくない、平和を望んでいるという意見は私にとって違和感でしかありませんでした。
ただ「中国も平和を望んでいる」という人々の話を聞いていると、徐々に私の中で日本側から見た視点で語る人たちと中国側から見た視点で中国を語る人たちが分けられるようになりました。
・誰の目線から見た問題なのか
日中戦争にしろ、尖閣諸島問題にしろ、あらゆる側面が日本側、もしくは中国側から見た側面で理論武装されていたように思います。例えば南京大虐殺事件(人によっては南京事件とも呼ぶけれども)については、そもそもなかったと主張する人や何を持って虐殺と呼んでいるのか、虐殺という言葉を使うことで事件を政治問題化しようとしている意見の食い違いが見られました。また中国の格差問題についても、格差を別の国の人々から見れば巨大な格差に違いありませんが、私が中国に住んでいた時にこの人々から聞かれた言葉はむしろ格差があるからこそ、周りに成功している人たちを感じることができ、それゆえ成功のためのモチベーションになるのだ、という話を聞きました。
そのため私の身の回りで起きている、もしくは話されている中国に関する話題は、常に誰の目線からみた論理なのか、ということを考えるようになりました。その視点はおそらく世間一般の人たちがなかなか考えないような視点ですので常に私自身で自問自答する必要があったのです。逆に言えばそれくらい大変なことであるがゆえに、私自身常に中国について考えることができてきたと言えるのではないかと思っています。
さてそろそろ2000字を超えてしまいます。他の話についてはまた別の機会にしましょう。
中国語の発音を練習する方法は?:私がオススメする発音練習方法
この記事は、中国語初学者向けに書いています。
今日は友人から中国語の学習方法に関する質問が届いたので、早速その質問に答えたいと思います。
先日友人(中国語初学者)と話している時に、
「中国語の発音がさー、うまくなりたいんだけど、そのために先に書いてみるっていうのはどうなの?」
という質問を受けました。その方曰く、中国語を発音したいのでけれども、それを会話の中で学びたいとのこと。しかし、中国語を話す上で文を組み立てるのもまた難しいことです。そのため、チャットできちんと文章を書いてからその文章を読み上げることで発音に慣れていきたいとのことでした。
結論から言いましょう
「ダメ」です。
目標は「発音が上手くなること」です。そもそも発音がしっかりしてないのになんで文章を書くことから始めようとするのですか?確かに話をする上では文章を組み立てる能力は重要だと思います。しかし、同時に話をする上では相手の話を聞き取り、それを正しく発音する、という作業も残っています。
中国語初学者にありがちなのは、1)中国語の発音よりもなんらかの理由で文法や本文を読むことを先にやらなければいけなくなった、2)発音の重要性に気づかないまま、ダラダラ進めてきてしまった、等の理由があると思います。
なのでもう一度中国語の発音を完璧にしておくためにも、私のこの記事をみていただけると幸いです。
mori-no-otomodachi.hatenablog.com
とはいえ、初学者にとってやはり発音の重要性はわかりにくいと思います。そして重要性がわかっていてもなかなか練習できないというのもあります。なぜなら、自分でそもそも音の違いがわからないのです。
なので、一度きちんと自分の発音を理解する必要があるのですが、そこで1)自分の声をレコーダーで聞いてみる、2)語学学校の先生に話してみる、という方法があります。特に語学学校の先生は日本人の発音の癖を知っているので、自分の中国語能力を再認識でき、かつ効果的な修正方法も教えてくれるはずです。
このサイトは一回あたり500円でお試し授業を受けることができるサイトです。たいていの場合、中国語を友人と話している場合、その友人はあなたの問題を指摘してくれません。それは人間関係として良いかもしれませんが、中国語を上げるという目的だけであれば非常にマイナスです。なので、一度でいいので、ワンコイン支払って中国語の先生に話を聞く、ということが重要です。
特にこの手法が効くのは中国語を勉強したいと思っているけどモチベーションが低い方、教科書だけではわからないと感じている方、近くに中国人の友人がいない方です。モチベーションがあれば中国語の勉強は自ずと進むはずです。教科書だけでわかればそもそもこのようなページに登録する方が時間の無駄です。中国人の友人がいればその人に聞けば良いだけです。
とりあえず、今日は友人の質問に答えるので精一杯でした。また、何か質問等ありましたら是非是非連絡してくださいね。
それではお休みなさい。